冬キャンプするなら寝袋が一番重要と言っても過言ではないです。
真冬のキャンプで薪ストーブや電気毛布があれば別ですが、寝ている時に冷気を感じたら最後。
寝ることはかなり厳しくなってしまいます。
どんなに着込もうが、やっぱり寝袋の性能に左右されることが大きいですね。
冬キャンプを後悔せずにおこなうには、やっぱ信頼が置けるアウトドアメーカーの一番保温力があるものを持っておくことをおすすめします。
冬キャンプで寝袋で失敗した経験ありなので、そのへんも解説していきたいと思います。
冬キャンプを甘く見て大失態した。
僕も冬キャンプを甘く見て痛い思いをしました。
1月の初めに、富士山の麓、ふもとっぱらキャンプ場で冬キャンに挑戦したときのことです。
スリーシーズン(春〜秋)用の寝袋しか持っていなかったので、服を着込んで寝れば、まぁ大丈夫だろうと考えていました。
後にそれは大いなる過信だったことを後悔することに。
日中は暖かく、日が落ちても焚き火をすれば問題なかったのですが、いざMAXに着込んで寝袋に入ろうにも熱がどんどん奪われているのが分かるんです。
地面からの冷気が背中に襲いかかり、寝れたものではありませんでした。
一度冷気を感じたらもうどうしようもありません。
かろうじてペットボトルに、お湯を入れて即席の湯たんぽを作ってみても、つかの間のぬくもりでしかありません。
命の危機さえ頭をよぎったのは大げさでありませんでした。
(バイクだったので車に逃げ込むようなこともできず・・・)
翌朝、真っ暗な絶望から日の光りがのぼった時、太陽の偉大さと優しさに感謝し、
僕は思いました。
「寝袋をケチってはいけない」
寝袋は大は小を兼ねる
寝袋は大は小を兼ねます。
寝袋に入って暑いと感じるのなら対処方法はあります。
・着ているものを脱ぐ
・寝袋のジッパーを開けて内部の熱を逃がす
・寝袋に入らず掛け布団として使う
・どうしても暑いならもう寝袋なしで寝ればよい。
暑さには対処するすべがありますが、寒さにはなかなか対応が難しいのです。
寒さに対応するとなると
・冬用ではない寝袋を複数個重ねて使用する
・毛布を持っていって一緒にくるまる
・電気毛布とポータブル電源を用意する
・車に逃げ込んでエアコンに頼る
「だったら、ちゃんとした冬用の寝袋を用意したほうがいい」
ということになります。
ダウンか化学繊維か
寝袋には中に入っている素材によって大きく2種類に分かれます。
ダウンか化学繊維かです。
ダウンの特徴
素材は水鳥の羽である羽毛のことで天然の素材。
強み | 弱み | |
---|---|---|
ダウン | ・保温力が高い ・軽量 ・コンパクトになる | ・濡れに弱い ・洗濯など手入れが デリケート ・値段が高い |
化学繊維の特徴
ポリエステルなどの化学繊維素材。
強み | 弱み | |
---|---|---|
化学繊維 | ・保温力はダウンに 負けず高い ・濡れに強い ・洗濯機で洗える ・値段が安い | ・収納サイズがダウンに 比べて大きい ・ダウンに比べて重い |
一般的にダウンの方が良いというイメージがあるかもしれませんが、正直、トータルで見ると化学繊維が圧倒的にコスパが高いです。
低温対応の高スペックのダウンの寝袋だと簡単に5万円を超えてきます。
だけど高スペックの化学繊維の寝袋だと2万円台で買えたりします。
なので、収納サイズが許容できるかいなかで選択するのが賢明です。
どうしてもコンパクトサイズにしたい場合はダウン
大きくて重くてもさほど問題ない場合は化学繊維
例えば、寝袋を冬山登山でザックの中に入れなければならないとか、キャンプツーリングでバイクに積み込む必要がある場合は荷物量の制限があるので必然とダウンになりますね。
いや、冬キャンプは車で移動するし、荷物は車に乗るから大きくても大丈夫!というなら、化学繊維でいいですね。
信頼を置けるモンベルのバロウバック#0
キャンプで身の危険を感じた後、購入したのがモンベルのバロウバック#0です。
バロウバック#0のスペック
- 快適温度:-7℃
- 使用可能温度:-14℃
化学繊維素材なのでサイズは大きいですが、全く問題なく使用していて、絶対的な信頼感を持っています。
雪中キャンプをした時にマイナス10℃を体験しましたが、寝袋に入れば寒さは感じませんでした。
大きくはありますが、さほど荷物には感じません。
プラスアルファの寒さ対策ポイント
・コット(簡易ベット)を使用する
地面から体への距離を取ることで冷気を防ぐ
・スリーピングマットも使用する
コットと体の間にスリーピングマットを敷くことで更に地面からの冷気を防ぐ
・寝袋のジッパーは最後(首もと)まで締める
ちょっとでもジッパーが開いていると、そこから冷気が寝袋の中に入ってくるんです。
ジッパー重要です。
・湯たんぽを寝袋に入る前にあらかじめ入れておく。
保温力が高い寝袋でも、入り始めは冷たいので、湯たんぽで温めておくとなお快適です。
日本の三大寝袋メーカー
言わずとしれた、日本のアウトドアギアの総合メーカー
日本国内生産にこだわる高品質ダウンを使用した寝袋メーカー
43年間、愚直に寝袋を作ってきた日本の寝袋メーカー
最後に
夏場のキャンプなら、ぶっちゃけ気温によっては寝袋なんかなくてもタオルケット一枚だけでも事足りてしまいます。
ですが、冬に野外で寝るのであれば、そんなあまっちょろいこと言ってはいられません。
とりあえず寝袋は大は小を兼ねます。
真冬にキャンプするなら
「とにかく高機能の寝袋を一つ買っておこう!」です。
コメント