車の運転で苦手な車線変更のコツと注意点

免許を取ってからかなり経ちますが、今だに車線変更するときにうまくいかないことがあります。

無理な車線変更はヒヤッとすることも。

慎重さと潔さが大切かもしれません。

とくに免許取り立ての時なんかは車線変更するのが恐怖で、積極的に運転しようとは思いませんでした。

なので免許取り立ての時は特に車線変更を苦手とする人が多いですよね。

そこは経験値で慣れればある程度克服できると思いますが、車線変更のコツをお伝えします。

目次

なぜみんな車線変更が苦手なのか

前方を見ながら後方の状況も気にしなければならない

運転をしているのですから当然進行方向である前方に注意をしなければなりません。

しかし進路変更をする時は隣車線にも注意を向けなければいけません。

なおかつ後方から迫ってくるかもしれない車も確認しなければいけません。

人間の視野は180℃程ですから、前方を気にしつつ後方の状況も確認しなければいけないのはしんどいわけです。

やることが多い・・・

ミラーで後方を確認するのは実像でない怖さがある

後方の状況を確認するには、バックミラーやサイドミラーで確認するわけですが、ミラーに写った像はもちろん偽りはないのですが、距離感を把握するのが難しいんですよね。

車がいるのは分かっているけど、どのくらい自分の車と距離が離れているかの認識がなかなか分かりません。車線変更するうえで一番ネックになるのがこの部分だと思います。運転経験が少ないと、この距離感の感覚が備わっていないので判断が遅れてしまったりするんですね。

ミラーでは見えない死角がある

車線変更の時は特にサイドミラーの死角がやっかいです。ミラーで見たらいなかった車が実際には並走して走っていることがあるので、恐怖ですよね。ミラーの特性を理解しておくことが大切です。

他車の速度と車線変更するタイミングとの判断が難しい

流れている車線へ車線変更するのが恐怖度が高いです。ミラーによる距離感の喪失と他車の速度感が分からなくて、車線変更するタイミングの判断が難しいんです。

車線変更をするコツと手順

STEP
速度を保ち車線変更する準備に入る

ミラーで後方を確認したりしなきゃいけないので、速度を一定に保っておき、確認行為に集中できるようにします。

STEP
バックミラーで後方を確認

バックミラーで後方を確認します。バックミラーで自分の真後ろの車を確認するというよりは、車線変更する隣車線に車がいるか確認します。

ただ、真後ろの車が同じタイミングで車線変更する為にウィンカーを出しているかもしれないので、その部分も確認します。

STEP
サイドミラーで隣車線を走る車を確認

サイドミラーで隣り車線を走る車を確認します。

ミラーに映る隣り車線の車と距離に余裕があるか把握します。

ミラーに映る車体が大きく、距離が迫っている場合は次のタイミングを待ちます。

STEP
ウィンカーを出す

後方の状況を確認したうえでウィンカーを出します。進路変更する3秒前にウィンカーを出すのが基本です。

秒といえどもかなり余裕を持って進路変更する方がいいです。

ウィンカーを出してから余裕を持って進路変更することで、周囲に進路変更する意思を伝えることができます。

周りの車にも進路変更することによる状況の変化に対応してもらう余裕をもたせることができます。

STEP
再度周囲の確認

ウィンカーを出したら再度バックミラーで後方を確認し、次にサイドミラーで隣り車線の状況を確認。

周囲の状況に変化がないかを確認します。

STEP
最後の最後に目視確認

ミラーで周囲を確認していても、最後は目視での確認が必要です。

特にサイドミラーには映らない死角部分に車やバイクがいることがあります。進路変更する側に首を振って最終確認します。

STEP
ハンドルをゆっくり切って車線変更

確認が済んだらハンドルを切ってゆっくりと車線変更します。早く車線変更しなきゃと急ハンドルを切ると逆に危険です。

もし確認に見落としがあってもゆっくりと車線変更していれば、周囲の車に対応する余裕を持ってもらえます。もしもの時のリスクを極力減らすアプローチも大切になってきます。

STEP
進路変更後の後方車への配慮

進路変更した車線に後方車がいた場合は、「入れてくれてありがとう」の意を込めてハザードランプなどでの配慮があったほうがいいと思います。

スムーズに進路変更ができたと思っていても、後方車はもしかしたら少しブレーキを踏んで進路変更を促してくれていたかもしれません。

煽り運転の問題なんて、ちょっとしたことが発端になることもあるので、譲り合う気持ちと感謝の気持ちが大切です。

車線変更時に注意しておきたいこと

  • 右折するなどで車線変更が必要なときは、余裕を持って早い段階で車線変更をしておく。
  • 周囲の確認から車線変更に移るまで、無理そうだなと思ったら諦めて次の機会をうかがう。
  • バイクはミラーに小さく映るので遠くにいるように見えがちなのと、かっ飛ばしてくる可能性があることを頭に入れておく。
  • 高速道路など3車線の場合、一番右の車線から真ん中の車線へ移ろうとする時、真ん中の車線の状況は問題ないと思っても、一番左の車線から真ん中の車線に移ってきた車とタイミングがかち合ってしまう場面もある。

最新の車には自動で車線変更してくれる機能もある

まだまだ完全自動運転までにはいたっていませんが、進路変更を自動でアシストしてくれる技術を搭載した車は既にあります。

また、自動で進路変更してくれる機能まではいかなくても、センサーによって死角に車がいる時に警告を出してくれるものもあります。

後付できるアイテムもあるので、より安全に運転したい場合は検討してみるのもいいと思います。

最後に

車線変更は運転でもっとも気を使うし、ドギマギしてしまうこともありますよね。前方に進みながら、周囲の状況を把握して他の車との距離をはかってタイミングをとりながら進路を変更していくという、もう一度に処理しなければいけないことが多いんですよね。

いずれは自動運転で事故など起きない車に進化していくのでしょうが、まだもう少し先の未来になりそうなので、安全の確認と慎重な判断が必要です。

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