スノーピークのローチェア30を使っています。
イスとしての評判がよかったり、値段が高すぎるなどありますが、
実際に使ってみての感想としては、「買って良かった」です。
かなり使用頻度高いです。
というか普段使いで活躍しているので、キャンプに行くときにはもちろん持っていくのですが、使用頻度で言えばキャンプでたまに使う感じになってしまっています。
車でキャンプに行くときは荷物を気にする必要がないのでローチェア30。
バイクでキャンプに行くときは荷物に制限があるので、ヘリノックスのイス。
キャンプのスタイルによってイスは使い分けています。
快適性の高さで言えばやっぱりローチェア30ですね。
スノーピークのローチェア30の使用感やオススメな点などを解説していきます。
ちなみにスノーピーカーではありません。
スノーピークで持っているものは
- イス
- マグカップ
- ペグ
- クッカー
くらい。
イスにスノーピーク品質は必要か
スノーピークの製品はどの製品もお値段は高めです。ですが、品質で言えばかなり高い信頼性があります。スノーピークは過剰品質なんて揶揄されることもあります。
僕が保有しているスノーピーク製品(比較的安い小物ばかりですが)からしても品質や使用感に不満は全くありません。
ぶっちゃけイスなんて座れればいいという考えであれば、全くスノーピークの製品は眼中に入ってこないですよね。
ただ、いいものを長く使いたいという思いがあるのであれば、やっぱりスノーピークを選択するのは間違いがないと思います。ローチェア30を購入してから一年半ほど普段使いで毎日使っていますが、ヘタリのようなものは感じませんし不具合も見受けられません。
相変わらずのスノーピーク品質と感じているところです。
値段は高めなのは百も承知
定価はスノーピーク価格の¥18,700(税込)です。
これが高いか安いか。
庶民的な目線から言うと。
くっそ高いです!
ホームセンターで売っているイスなら¥1,000ほどでも買えます。ホント座るだけであれば¥1,000のイスでも十分だと思います。
この何倍もの金額をイスに払えるのかというところですが、これはもうどう考えるかによると思います。キャンプライフをいかに充実させていくのかという点で払える値段かどうかということですね。
とは言えイスはキャンプにおいてかなり重要なアイテム
イスはキャンプを快適に過ごすのに最も重要なアイテムと言っても過言ではないと思います。
なぜならキャンプ場で過ごす中でイスに座っている時間が圧倒的に長いはずだからです。
食事をする時にも、お酒をたしなむ時も、焚き火を囲んで談笑する時もリラックスできるイスは重要です。
イスを忘れたので大きめの石を持ってきて、その上に長時間座っていたりするとケツが悲鳴をあげて、まじでヤバいことになります。なので自分自身に合ったイスを手に入れることは快適で楽しいキャンプに大切です。
もちろん高ければいいものかといえば、そんなことはないと思いますが、気に入った一品があれば奮発する価値があるアイテムの一つだと思います。
僕も最初はイスに大金をはたくつもりはなく折りたたみの簡易のイスを使っていました。背もたれはなく、お尻のポジションをずらすこともできないイスは快適性という部分では「なし」です。
今やもう昔のイスには戻れません。
一度快適なものを知ってしまったら戻るのは無理です。
ヘリノックスの快適性を経て、今はローチェア30の快適性と安定度に満足しています。
キャンプシーンによってヘリノックスのチェアワンとローチェア30を使い分けています。
スペック
- サイズ:58×65×86(h)cm
- 重量:3.6kg
- 収納サイズ:16×18×101(h)cm
- セット内容:本体、収納ケース
材質
- フレーム:アルミニウム合金
- 肘掛け:竹集成材
- 金具:ステンレス
- シート:ポリエステル
実寸で測ってみると
ローチェア30を使ってみての感想
快適性の満足ポイント
- しっかりした座り心地
- 落ち着く肘掛け
- リラックスできるローチェアスタイル
- 背もたれの安心感
しっかりした座り心地
最高の座り心地と言われていたりしますが、イス全体に包み込まれるようなイメージをされていたらそれは違うと思います。ふわふわのソファーや大きなビーズクッションに沈み込んで座る快適性とは違います。
しっかりと安定感があり張りのある広めの座面と背もたれに体重をあずけて座る感じです。
これは好みによるかもしれませんが、個人的には柔らかく包み込まれるようなイスって、ポジションをずらしたりできないので体重が同じ場所にかかるため、長時間座っているとお尻が痛くなってくるんですよね。
むしろ自分の体にフィットした木製の硬いイスの方が好きだったりします。ローチェア30はちょっと硬めでしっかりしているので、長時間座っていても快適でいられます。
落ち着く肘掛
肘掛があるとやっぱり楽でし、肘掛けがあるとなんかホッとします。肘掛があるかないかで、ゆったりとリラックスできる度合いが違ってきますよね。ローチェア30の肘掛は細そうに見えて、肘を置くのに十分な広さがありますし、安定もしていて無意識に肘を乗っけてしまいます。
リラックスできるローチェアスタイル
名前からその通りなんですが座面の高さが30cmのローチェアです。
座り込むと重心が背もたれ方向にいくので、自然と背中が寄りかかる状態になりリラックスした姿勢になります。
体重が背もたれに掛かっても後ろに倒れてしまうような不安は全くなく、とても安定して座ることができます。
座面の高さも低すぎずちょうど良い高さだと個人的には思います。(ここは体の大きさによると思いますが。当方身長168cm、60kg)
背もたれの安心感
背もたれに大げさに体重をあずけても後ろにひっくり返るようなことはありません。しっかりと支えてくれます。
背もたれの高さは肩の位置くらいなので、頭は飛び出てしまいます。ですが、お尻を前方にずらして、浅く座ると後頭部を背もたれに乗せることができるので、ちょっとだらしない格好ですが、楽な体勢で座ることもできます。
その際にもイスは安定しているので、そんなリラックス姿勢でうたた寝することもたまにありますね。
キャンプ以外のシーンでも十分使える
スノーピークの商品なのでもちろんキャンプ用に開発された製品だと思いますが、普段の生活の中でも十分使えるアイテムです。
家の中に置いてあっても違和感ないと思いますし、ガレージやベランダに置いてあるのもありだと思います。
デザインや質感があまりにも安っぽいわけではないですし、大きなロゴなどもないのでどこで使っても違和感はないですね。
邪魔な時は折りたたんで収納しておけるので、そこはアウトドア用品としてのメリットもあります。
イス自体に安定感があるので長時間座って作業するのにも向いています。持ち運びが容易で収納もできる機能的な家具としてとらえることもできると思います。
一年半使ってみたの使用感
実際毎日事務作業をする時のイスとしてローチェア30を使っています。購入後一年半ほど利用していますが、今のところ座面の布部分のへたりなどは特に見受けられません。
布地の部分が汚れてしまうのはしょうがないので、それが嫌なら何かカバーのような物を被せるほうがいいのかもしれませんね。
足の部分はコンクリートの上で使っているので若干削れが見られます。でも壊れてしまうほどのものではないと思います。
2ヶ月に一回程度のキャンプでも活躍していますが、圧倒的に普段使いになってしまっています。
布地の素材は優しい風合いのポリエステル
製品スペックを見て素材がポリエステルだったのでちょっと驚きました。感触としてはコットンのような優しい風合いです。かなり厚手の生地でしっかり感があるのでそう簡単には破れたりはなさそうです。
長年使っていると縫い目などがほつれたりすることもあるようですが、一年半使ったところでは今のところ耐久性は問題なしといったところです。ただし、説明書に書かれていますが、難燃性ではないので火には注意が必要です。
ちょっと気になるデメリットは
値段が高い
価格は¥18,700。
スノーピーク製品は価格設定が高めなので、スノーピーク製品の中で高いのかと言われればそんなことないような気もします。スノーピーカーの人たちにとったら気にならない点なのかもしれませんが、一般庶民キャンパーにとってはやっぱりお高いです。
ただ、個人的に「スノーピークを買っておけば間違いはない」というなぞの信頼感があるので、無理やり納得して購入しました。
人によってはスノーピークは王道すぎて選択肢からはずす人もいるかと思いますが、僕は製品のトータル的な満足度を優先しています。
でもやっぱりスノーピーク製品は高いのでキャンプアイテムの中で数点しか持っていませんけどね・・・。
このイスはキャンプアイテムというより普段使いの家具として認識すれば、少しは価格に納得できるかもしれません。
キャンプだけで使うのはもったいない。
収納しても大きい
折りたたんでコンパクトになるとはいえ、もっと小さくなるアウトドア用のイスはたくさんあります。その面々と比べると大きいサイズであることはいなめません。
バイクに荷物を積んでのツーリングキャンプだったり、ザックにキャンプ道具を詰め込んで電車でキャンプに行くスタイルでは持ち運びは困難でしょう。
車にがっつり荷物を積めていくオートキャンプ前提のキャンプアイテムになるかと思います。
重さは3.7kgですが、重いなぁというほどではありません。が、重さももっと軽いものはたくさんあるので、自分のスタイルに合ったものを選択するのが重要ですね。
定番のユニフレームの【焚き火テーブル】との組み合わせ
ユニフレームの焚き火テーブルのようなものとの相性はいいですね。
かたわらに自分のテリトリーを確保しておくと、さらに快適な空間を作ってくれます。
スノーピークのアフターサービス
出典:スノーピークホームページより
神対応で知られるスノーピークのアフターサービス。
少しでも製品による不具合があれば、メーカー側で対応してくれます。あらゆる製品で追加料金で保証延長なんてのが当たり前になっていますが、スノーピークは製品に対して最後まで責任を持つことを最初から宣言しているわけです。
ユーザーとしては当然信頼度が高まりますよね。
実際、修理覚悟で製品をメーカーに送ったら、無償で対応してくれたとか、新品が返ってきたというエピソードはたくさんあります。
もちろん製品価格にそういったサービス料も含まれているのでしょうが、「スノーピークを買っておけば間違いはない」という安心感は品質やアフターサービスなどの信頼から来るんだろうなと思います。
お気に入りのものを長く使う人にとっては、しっかりと修理もしてくれますし頼りになるメーカーです。
- 当然ですが、長年使って消耗品がへたったとか、火の粉で布部分に穴が空いたといったような場合は有償修理になります。
キャンプシーンによる使い分け
どうしても荷物をコンパクトにしたいときは、収納性に優れたヘリノックスを使っています。
座り心地は満足ですし軽いのでキャンプ中に持ち運びが楽なのもいいところです。
ですが逆に風が強いと飛ばされたり、安定感に少し不安があります。脚が細いので、柔らかい地面だと脚が埋まっていってしまうのも不安定なところです。
ローチェア30はなんと言っても安定感があるのでどっしり座ることができます。腰を据えて連泊キャンプなんかする場合にはうってつけのイスです。
車利用で荷物をたくさん載せられる条件は必要です。
価格改定に注意
スノーピークの価格改定で様々な製品が軒並み値上がりしています。
世界秩序が不安定になるなか、資源高、輸送コスト高などで物価上昇が加速していますので、今後も値上げがあるかもしれませんよね。
スノーピークの定番キャンプアイテムは基本的に値下げセールのようなものはありません。
今後も値段は上がる方向になると思うので、買うなら今買うのが最安値になってしまうかもしれないことを頭に入れておいたほうがいいでしょうね。
最後に
キャンプ用のイスとしては値段がネックな部分がありますが、不具合があれば誠実に対応してくれます。
なので製品の品質面で「すぐに壊れてこんなはずじゃなかった」というような失敗は無いに等しく、そういった心配は必要ないと思います。
スノーピークのど定番の製品なので、売ろうと思えばメルカリなどでも簡単に売れますし。
個人的には毎日使っていて満足できる製品なので、キャンプ以外の場面でも使ってみることを視野に入れて試してみることをおすすめします!
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