キャンプツーリング用テントの3つの必要条件とは。

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ツーリングキャンプで使う為のテントって、結構悩みますよね。

バイクに積む事を考えなければならないので、それだけで制限があるわけです。

ツーリングキャンプを散々やってきたので、どのようなテントがいいのか参考になればと思います。

ツーリングキャンプに適したテントの3つの条件は、結論として、コンパクト軽くて、そして居住性のよいテントということになります。

キャンプツーリング用のテントについて解説していきます。

目次

バイクに積むにはなるべくコンパクトな物がいい

ツーリングキャンプなわけですから、様々なキャンプするための道具類をバイクに積まなければいけません。

車で同行してくれる人がいれば、荷物を運んでもらうことも可能ですが、ツーリングキャンプたるものすべて自己完結できる上でのぞみたいところです。

キャンプでかさばるものといえばテント、寝袋、マットです。

それぞれを効率よく積載させるにはなるべくコンパクトなものを選ばないといけなくなります。

キャンプツーリングに必要なテントの条件①

コンパクトになるテント

バイクへの積載にはなるべく軽いものにしたい

バイクの操舵性や、積載の安定性の面から荷物は軽いもののほうがいいです。

ツーリングバッグだったり、バイクにくくりつける方法で荷物を積載すると、加速や減速、ワインディングロードを走ったりすると荷物がズレてきます。荷物が重くなるとその分ズレが大きくなったりして運転中に気になりだしてしまいます。

(完全にズレを無くすのは難しいです)

キャンプツーリングに必要なテントの条件②

軽いテント

居住性のよさも求めたい

キャンプとは不便を楽しむものではありますが、なるべく快適に過ごしたいという思いもあるんですよね。

テント内のスペースが体が横になるくらいしかないと、かなりの閉塞感を感じます。

しかし、居住性の高いテントはそれだけ大きくて重たくなります。

バイクに積載するのに、なるべくコンパクトという点からみると相反する部分になってきます。

テントの中に入って過ごす時には、道具類を野ざらしに置いておくのは気が引けてくるので、なるべくテントの前室内などに置いておきたいところです。

理想はコンパクトに収納ができて、なおかつ居住性のよいテントということになってきます。

キャンプツーリングに必要なテントの条件③

居住性の高いテント

おすすめするテントの具体的な条件

  • テントの重さは3kg以下
  • 全室が大きめのテント
  • 自立するドームテント
  • ダブルウォールテント

テントの重さは3kg以下

なるべく軽いテントということですが、できれば重量が3kg以下のテントがいいと思います。3kgを越えてくると収納サイズも大きくなってくるので、バイクに積むのも大変になってきます。

ただ、軽ければ軽いほうがいいのかというとキャンプツーリングの場合難しいところです。

軽くてコンパクトなテントを追求していくと山岳用のテントになります。1kg以下のテントもあります。

山登りの場合、荷物の制約がバイク以上に厳しいからです。リュックに入れて担いで山を登る訳なので、重さとサイズがとても重要になってきます。

山岳用のテントはコンパクトになる反面、居住空間は狭くて、テントの生地も薄くなり耐久性の面では不利になります。おまけに金額も高額になってきます。

(本格的な山岳テントの価格帯は4万円代〜になります)

キャンプツーリングの場合、登山での使用環境よりは厳しいものではないので、登山用の山岳テントまでのスペックを求める必要はないと思います。

かといって、オートキャンプを前提のテントだと、小型のものでも5kgとかそれ以上のものもあります。

なので、ざっくり3kg以下位を目安にするといいと思います。

前室が大きめのテント

前室とは言ってみればテント内の寝室部以外のスペースです。土間ともいいます。

前室が大きいと何かと便利です。

キャンプ道具の置き場になりますし、ツーリングバッグやトップケースも置いておけるとテント内でモノの出し入れができます。

キャンプ場でサンダルなどのリラックスシューズで過ごすなら、バイク用のシューズやブーツの置き場も欲しいところです。ヘルメット置き場にもなります。

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テントは寝室部分と物が置ける部分を考慮して選択したいところです。

もちろん寝室部にある程度荷物を置くこともありです。

テント内で余裕を持たせる為にテントは一人用ではなく二人用がおすすめです。

一人用だと基本的に人一人が寝るスペースしかないので、荷物を寝室部に入れるのは厳しくなってきます。

自立するドームテント

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ドームテントはテントの骨組みのポールによって自立するテントになります。

つまりポールを組み立てるだけでテントの形をなしてくれます。

変わって非自立式のテントとはワンポールテントのような構造のテントで、テントだけでは自立できません。

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地面にペグ(くい)を打ち込んで、テントを地面に固定させないとテントが倒れてしまいます。

つまり非自立式のテントは地面の状態によって、たてることが難しい場合があります。

例えば河原のような石がゴロゴロしているような場所だと地面にペグを打ち込むのが難しくなりますし、逆に地面が砂浜のようなゆるい場所だとペグがすぐに抜けてしまいます。

ドームテントも風で飛ばされないようにペグで地面に固定するのが原則ですが、河原や砂浜のような場所で地面に固定することが難しいような場所でも、テントの体はなしてくれます。

河原や砂浜でも地面に固定するテクニックはあります。

ですが、キャンプツーリングはツーリングしてキャンプしてと何かと忙しいので、面倒なことをするよりも、自立するドーム型のテントを使うほうがいいと思います。

ダブルウォールテントがおすすめ

ダブルウォールテントとは二重の壁があるテントです。

一般的なテントはだいたいダブルウォールのテントです。

要は寝室スペースのインナーテントとその外側に雨風を遮るアウターのフライシートを被せるテントです。

対してシングルウォールテントは壁が一枚のテントで、ダブルウォールテントで言うフライシートがなくて、インナーテントの布にフライシートの機能も持たせたものです。

ダブルウォールテントの利点

結露がインナーテント内に入ってきにくい

外気温とテント内の温度差ができると結露が発生します。

ダブルウォールであれば、外側の壁であるフライシートに結露が発生しやすくなるので、寝室部のインナーテントに結露が発生して濡れる可能性は低くなります。

一方シングルウォールテントだと外気とテント内が一枚の壁だけなので、結露が発生するとテントの内壁が濡れてしまうことになります。

全室がある

前室があるタイプはダブルウォールテントです。

シングルウォールテントのほとんどは前室がありません。

壁が一枚なので寝室部分がテントのすべてになるからです。

シングルウォールの利点として

壁が一枚の構造なのでその分収納がコンパクトになって重量も軽い

主に山岳用テントで、荷物を最大限コンパクトにしたい場合シングルウォールテントの選択肢が出てきます。

以上の条件を満たすおすすめのテント

・モンベル クロノスドーム2型

モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム2型 [2人用] ゴールデンオレンジ 1122491-GDOG

モンベル(mont-bell) テント クロノスドーム2型 [2人用] ゴールデンオレンジ 1122491-GDOG

重量:2.43kg(総重量)

定価:¥25,080(税込み)

・ニーモ オーロラストーム2P

NEMO(ニーモ・イクイップメント) オーロラストーム2P AURORA STORM 2P CY 2P NM-ARST-2P-CY

NEMO(ニーモ・イクイップメント) オーロラストーム2P AURORA STORM 2P CY 2P NM-ARST-2P-CY

重量:2.77kg(総重量)

定価:¥34100(税込み)

・MSR エリクサー2

MSR アウトドア バックパッキングテント グランドシート(フットプリント)付 エリクサ-2 (2人用) 軽量 【日本正規品】 37411

MSR アウトドア バックパッキングテント グランドシート(フットプリント)付 エリクサ-2 (2人用) 軽量 【日本正規品】 37411

重量:2.77kg(総重量)

定価:¥38500(税込み)

最後に

バイクに積むためにはコンパクトがいいけど、快適にキャンプするには居住性の高いテントがいいわけで、そこは相反するポイントですが、どうバランスを取るかはその人のスタイルによってきます。

荷物を積むのがかなり厳しいバイクで強引にキャンプツーリングをするなら、山岳テントのようなコンパクト性に振ったテントを選ぶのがいいかもしれないし、大型のクルーザータイプのバイクであれば、それこそ巨大なテントでも積むことができるかもしれません。

トータル的に考えてやっぱりモンベルがコスパ最強な気がしますが、デザインで考えると海外メーカーがよく見えてきたりもしてくるかもしれませんね。

あとは前室の大きさとか、ベンチレーションの構造、テント内にフックやポケットがいくつ付いているとか細かな点もあるので、気にしてみてみると良いと思います。

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