【最強焚火台】ソロストーブボンファイヤーの二次燃焼は感動ものだった。

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ソロストーブボンファイヤー、最強の焚火台と言っても過言でないです。

キャッチコピーをつけるなら「焼却炉系焚火台!」

焼却炉(しょうきゃくろ)そのもの。

一度火がつけば、何も考えず薪をぶち込めば焚火を存分に楽しめます!

簡単!焚火初心者でも問題無し!

この大きな筒状の形は存在感ありで、キャンプ場で注目の的になること間違い無し!

でも、お高いんでしょ?

なんと、税込み¥44,000!

高いっ!

そうなんです、焚火台で4万円超えてくるなんて。

しかし、かなり優秀な焚火台で、一味違った焚火を楽しめます。

ソロストーブボンファイヤーを使ってみたので感想を記します。

とても優秀な焚火台です。

目次

燃焼効率が半端ない

まず、感動的なほど燃焼効率がいいってこと

焚火台の中で一度火がつけば、空気の流れができて、常に酸素が供給されて盛んに燃えます。

ソロストーブの一番の特徴である二次燃焼を生み出す構造が非常にうまくできています。

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二次燃焼って?

ストーブの下部に開いた丸穴から外気の空気を吸い込んで、ストーブ内で温められた空気が上昇します。

上昇する空気には二通りの経路をたどります。

①ストーブ底面から直接焚火の燃焼を助ける空気(一次燃焼)

②ストーブの側面の空気の道を通って上部の空気孔から内部に噴出する空気(二次燃焼)

通常一次燃焼によって燃えきらなかった燃焼ガスは上昇して拡散してしまいます。

この燃えなかった燃焼ガスを拡散させずに、再度燃やす構造がこの二次燃焼の構造です。

上昇する燃焼ガスに高温の空気を送り込むことで効率よく燃焼させてしまいます。

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参照:solo stove ホームページより 

http://solostove.jp/#story

この二次燃焼を起こすストーブ側面上部の穴から炎が噴き出す様は、普通の焚火では見ることができないソロストーブの特徴です。

その噴出する炎の柱が美しい。

ずっと見てられます。

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いつもとは少し違う焚火の炎は見て楽しめちゃいます。

煙が出ない

最初は気がつかなかったんですが、煙がほとんど出ません。

楽しい焚火ですが、煙はやっかいですよね。

いつも自分の方に風が吹いて来て、煙にまみれて、避けるように移動することを繰り返す、なんてことがない。

常に自分の定位置で焚火の炎と向き合えます。

仲間との談笑を邪魔されることもありません。

これまたすごいんですが、着ている服とか髪の毛が煙臭くならない。

焚火の匂いがつくのが嫌だという人でもこの焚火台ならきっとオッケーです。

なんで煙がでないの?

この煙が出ないというのも燃焼効率がいいからです。

煙は不完全燃焼によって発生するので、ボンファイヤーの二次燃焼によって不完全燃焼が少なくなるので煙が立たないのです。

煙を燃やしてしまっていることになります。

煙が立たないというのは焚火の快適度がぐんと上がります。

ふっと、煙臭くないことに気がついたときには、感動的でした。

風に強い

通常、焚火で懸念されるのは強風。

風が強いと火が飛んで危険だし、テントに飛べば穴が開いたり、最悪火災の可能性もあります。

周りのキャンパーさんにも迷惑になるので、風が強いと焚火するかどうかの判断に迫られますよね。

このボンファイヤーは筒状なので風を受けにくい形になっています。

横風は焚火台の側面の壁によって防いでくれます。

でも焚火台の下部から空気を吸い込んで内部に供給するので酸素不足になるわけでなく焚火ができるわけですから、優れた構造です。

風が強くても、火の粉が周りに飛びにくく、風で火が消えてしまうようなことも起こりにくいです。

盛大に焚火するのはどうかと思いますが、こじんまりとボンファイヤーの中で済むくらいの焚火なら、風がある程度あっても焚き火を楽しめちゃいますね。

燃え残りがほぼない

あんなに燃やしたのに、残った灰はこれだけ?

撤収するときに驚きました。

燃えかすがほとんど残りません。

これも燃焼効率がいいことを証明してくれています。

さらさらの細かな灰が底面に残っているだけで、薪の燃え残りのようなものがほとんどありません。

燃え切ったんだなというのがわかります。

湿った木でも燃える

一度、薪全体に火が着き、焚火台の内部の温度が上昇した状態で、新たに薪を入れ込むと瞬時に薪に火が付きます。

なので薪をぶち込むだけで炎が尽きることはありません。

薪の置き方とか向きを考えながらくべる必要がありません。

ふいごや火吹き棒で空気を送り込む必要もありません。

なんなら、まだ完全に乾燥しきっていない薪を入れてもすぐに火がついてしまいます。

焚火台最強と思うゆえんです。

焼却炉感覚で薪を放り込めばいいんです。

ボンファイヤーで遊んでみた

薪を詰め込めるだけ詰め込んだ

ボンファイヤーの中に薪を詰め込めるだけ詰め込んだらどれだけ燃えるのか。

興味をそそられてやってみました。

着火済みの内部に、薪を立てて隙間なく刺し込んで燃え上がるのを待ちました。

しかし、なかなか炎が立ってきません。

白い煙が出てきます。

つまり燃焼がうまくいっていないということです。

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薪を詰め込んだことによって空気の通り道を塞いでしまった状態になってしまいました。

上手く燃やすためにはやはり空気(酸素)をうまく供給することが非常に大事だと再確認しました・・・。

薪の詰めすぎ注意です。

丸太をそのままぶっ込んでみた

薪割りせずに丸太をそのまま入れ込んでみました。

これが燃えるんです。

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これって薪割りする必要ないかも 笑

もちろん焚付けする最初は細かな薪が必要ですが、一度着火すれば、丸太そのままでも燃えました。(杉でしたが)

普通、焚火に太めの木をぶち込んでも、火は立ちますが、なかなか継続して燃えることは難しく、くすぶっては、少し経つと消えてしまう感じになります。

でもボンファイヤーはまるまるの丸太が燃えました。

やっぱ「最強焚き火台」だわ。

ボンファイヤーの気になる点

でかく重いところ

カタログによると

  • 高さ35.6cm
  • 直径(幅)48.3cm
  • 重さ 9.1kg

場所をとるので車の積載が大変です。

大抵の焚火台は折りたためたり、組み立て式でコンパクトに収納できますが、ソロストーブボンファイヤーはステンレスの大きな一体物の筒です。コンパクトには全くなりません。

このボンファイヤーの筒状の内部に小物の道具を詰め込むとか、持参する薪を詰め込めば、少しはデッドスペースを有効活用することができます。

ただ、その場合重量が増えますから、一人で運ぶことはできなくなるかもしれませんが。

大きさに加えて重さもそこそこあるので、車が横付けできないキャンプ場の場合、駐車場からサイトへ道具を運ばなければならないと、やっかいな存在になる可能性があります。

男性なら一人で運ぶことは可能ですが、ボンファイヤーと他の荷物を一緒に担ぐことは厳しいと思います。

燃費が悪い

薪を放り込めば簡単に燃えてくれて、燃焼効率が抜群なとろこが魅力ですが、逆に考えればそれだけ薪の消費量が増えます。

燃やそうと思えばどんどん燃えるので、薪の使い方は考えながらくべないと薪がすぐになくなってしまいます。

一夜で薪4束以上燃やしきったことも。

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もちろんちびちびと薪を二、三本で省エネで焚火することもできますが、どんどん放り込みたくなる魔力があります。

うねるような炎を立たせるにはそれなりに薪を投入し続けるする必要があります。

薪は多めに用意しておくほうがいいです。

山などに落ちている太めの枝などもしっかり燃え切るので、現地で拾って調達するのも手かもしれません。

火を育てる感がない

焚火の楽しさって、焚火をいじりながら火を育てるところもあると思います。

落ち着いた火に新しい薪をくべると、徐々に火が移って再び炎が立ち始めます。

火吹き棒やうちわで新鮮な空気を送れば、真っ赤になって温度が上がるのがわかります。

そうやって焚火をいじくる回すのが楽しかったりするんです。

でも、そういうひと手間が不要な焚火台がボンファイヤーです。

底面のロストルの歪みが気になる

内部の底面は丸い穴がたくさんあいていて、そこから空気が入ってくるロストルになっています。

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このロストルが 熱によって歪んでしまいます。

構造が焚火台と一体になっているので、取り外しができませんし、パーツだけ新しく交換することもできそうにありません。

多く空いた空気孔が空気を内部に送り込む重要な役割を果たしていますが、多く空いた穴によって強度が落ちるのは否めないと思います。

もし底面のロストルが抜け落ちてしまったりした場合は、何か自作で作ろうかなと思っています。
(要は、薪が燃焼するところを、底の面から少し浮くようにすればいいはずなので)

ロストルの下に落ち込んだ灰を取り出すのに一苦労

ロストルの空気孔の穴から落ち込んだ灰を取り出すには、ボンファイヤーを逆さにして振るか、底面を叩いて落とすことになります。完全にきれいにすることは難しいです。

ソロストーブシリーズ

ソロストーブシリーズはサイズ違いの商品ラインナップになっています。

構造などは同じです。

ソロストーブ ボンファイヤー

●サイズ
・高さ:約35.6cm
・直径(幅):約48.3cm
●重 量 約9.1kg

● 定価 ¥44,000 

ソロストーブ最大サイズ。

ソロストーブ ライト

ソロストーブで一番小さいサイズ

バックパックに収めたりツーリングキャンプに最適サイズ。

●サイズ
・高さ:約10cm(収納時)、 約14.5cm(使用時)
・直径(幅):約10.8cm
●重 量 約255g

●定価 ¥8,800 

ソロストーブタイタン

ライトより一回り大きいサイズ。

●サイズ
・高さ:約14cm(収納時)、 約20cm(使用時)
・直径(幅):約13cm
●重 量 約467g

● 定価 ¥11,000

ソロストーブ キャンプファイヤー

タイタンよりさらに大きいサイズ。

●サイズ
・高さ:約17cm(収納時)、 約23.5cm(使用時)
・直径(幅):約17.8cm
●重 量 約998g
●定価 ¥13,200 

ソロストーブ レンジャー

ボンファイヤーの一回り小さいサイズのレンジャーが新しく発売されました。

ボンファイヤーのサイズが大きすぎるという声が多かったのではないかと想像できます。

ボンファイヤーがでか過ぎるという方にちょうどいいサイズのソロストーブです。

むしろベストサイズなソロストーブだと思います。

●サイズ:高さ約31.75cm、直径 約38.1cm
●重量:約6.8kg

●定価 ¥36,300

レンジャーの記事も作成しましたので興味あればこちらからどうぞ

最後に

今までの焚火とは少し違う焚火ができる焚火台です。

燃焼効率が抜群で、薪を放り込めば気を使うことなく燃え続け、煙が出なく、風もさほど気にする必要もない。

楽チン焚火で独特な炎が立つので、これはこれで面白いです。

焚火台自体が高価ですし、薪も大量に使うので、かなり贅沢な焚火をしているなと思います。

自分で焚火を育てるようなワイルドなスタイルとは違いますが、そこは好みに応じて焚火のスタイルを選択すればいいと思います。

置き場所と価格がちょっとネックですが、そこがクリアされるのであれば満足できるキャプギアだと思います。

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