長野県の八ヶ岳のふもとにある五光牧場オートキャンプ場に行ってきました。
白銀のなかでの雪中キャンプとなりました!
寒かったけど、凛とした空気と満天の星空が忘れられないキャンプとなりました。
こんなキャンプ場
標高1300mの高原にあるキャンプ場です。
場所は長野県ですが、清里高原の少し北側に位置したところなので山梨県とのほぼ県境になります。
キャンプ場の施設としてはところどころ古さを感じるところがありました。
まず道からキャンプ場に入るところにある大きな看板がサビついてたり、汚れがすごかったりで、「大丈夫かな・・・」という一抹の不安も。
もともとが牧場ということで、だいぶ歴史がある施設なのでしょう。
確かに設備面では充実しているとは言えませんでしたが、
広い林間のサイトは落ち着ける雰囲気でとても良かったです。
林間のキャンプ場ですが、木が密集している感じはなく、広々とひらけているので開放感あり、木に囲まれている感もありでいい感じでした。(キャンプ場が広いので場所にもよりますが)
そんな雰囲気の中で遠くを眺めれば八ヶ岳の峰々が目に入ります。
また、日が落ちれば満天の星空が。
なんか長野県の大自然って心地よさみたいなものを感じることが多いんですが、このキャンプ場でも、やっぱ長野はいいなぁとつくづく思ってしまいました。
キャンプ場の雰囲気は大満足なんですが、難点は地面が傾斜している場所が非常に多いというところです。
ほぼ傾斜していると思ってもらっていいと思います。
今回訪れたのは12月で他のキャンパーさんがとても少なかったので、比較的平地でテントを張れましたが、場所取りは結構重要になってくると思います。
キャンプ場情報
住所:長野県南佐久郡川上村樋沢1417
電話:090-3817-6110
チェックイン:9:00
チェックアウト:11:00(お風呂営業がない場合は15:00)
利用期間:通年
全面フリーサイト
(一部AC電源サイトあり)
車は場内の侵入が可能です。ただし傾斜地であるというのと、道はありますが舗装されたりしているわけではないので、かなりオフロード感あります。
特にバイクとかだと、注意が必要です。
アクセス
中央自動車道須玉ICから、車で34分ほど。約27km。
料金
車を何台で利用するかが重要になってきます。
車一台(4名まで) ¥5,500
キャンピングカー(4名まで) ¥6,600
バイク(1名) ¥2,700
デイキャンプ(4名まで) ¥2,700
〈AC電源〉 ¥1,200
一見、料金が高いかなと思いますが、車に頑張って人と荷物を詰め込めることができれば、逆に安上がりになりますよ。
車一台に4人詰め込んでくれば
一人当たり¥1,400ほどに。
荷物を考えると現実的ではないかもしれませんが・・・。
車でソロキャンプだと少々高くつきますね。
設備
【水場】
場内に2箇所ありますが、キャンプ場がとても広いので、
テントを張る場所によってはかなり遠くなってしまいます。
水はキャンプ場に湧き出る天然水だそうです。
お湯は出ません。
【トイレ】
キャンプ場内にトイレは一つ、赤いコンテナがそれです。サイトの中央あたりにあるのですが、明らかにサイトの広さに対しての数は満たしていないなと。
トイレ設備としては新しくて綺麗でした。
一応受付の方にもトイレはあるみたいなので、受付に近いあたりにテントを張った場合はそちらの方が使いやすいかもしれません。
トイレまで長い距離を歩きたいくない場合は、テントを張る場所を考慮する必要があると思います。
移動のためにマウンテンバイクなどを持っていくのも一つの手かなと思いますね。
【管理棟】
管理棟とその隣にカフェが併設されていました。
時期が時期なだけに営業している気配はなかったですが、シーズンに入ればきっと営業するんだと思います。
薪と炭は管理棟で販売していました。
薪が大量に積まれていました。(この時期、暖が取れないと命に関わりますから、安心です)
薪 ¥500
炭 ¥300
【お風呂】
お風呂施設があるようですが、オフシーズンは使用できない期間があり、今回は12月でもちろん使用できませんでした。
お風呂がない時期はチェックアウトを15時にしてくれるので、ずいぶんのんびりと撤収ができます。
ロケーション
広い草原に木々が多すぎず少なすぎず、ほどよい感じではえていて開放感もあります。
空が開けているので、天気が良ければ星空がまたすごい。
八ヶ岳の眺めも贅沢な景観です。
サイト全体があまり人の手が入っていない、そんなところがいいところであり、裏を返せば不便に感じるところかもしれません。
でも、だから自然に囲まれている感が強い印象です。
天体観測で有名な地域にある
キャンプ場の周辺である長野県野辺山には、
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所があります。
つまり星を見るのに適した場所ってことなんです。
どうやらこのへんの場所が星を見るのに適している特徴として
- 標高が高い
- 水蒸気の量が少ない
- 周りが山に囲まれている平地で余計な光が入ってこない
- 寒冷地だが雪が少ない
というのがあるそうです。
星空が観れるかは天候次第なところがありますが、
期待しちゃいますよね。
キャンプ場内のマップの左側のほうが木が少なくて、開放感があります。
今回はこの☆印の辺りにテントを張りました。
傾斜がないところを探し当てました。
グラウンド状態
キャンプ場がもともと牧場ということで、いい質の芝生だと思います。
といっても今回は雪にほとんど覆われていたので全体的には見れませんでしたし、地面が出ているところでも冬なので芝は茶色く枯れていました。
でも均質的で、でこぼこがない地面は、芝が青々と茂る頃は気持ちいいだろうなと思いました。
ちなみに、今回テントを張る前に周辺を雪かきしました。
雪かき2時間です・・・。
地面の中は粘土質っぽい感じで、ペグの入りがよくて食いつきもいい感じでした。
グラウンド状態は良好です。
傾斜が多いところは目をつぶるしかないですね。
ゴミ捨て
ゴミ捨ては基本的には持ち帰りになりますが、
有料で処分してもらうことができます。
生ゴミ ¥220
30L袋 ¥330
45L袋 ¥440
70L袋 ¥550
焚き火
直火は禁止。
焚き火は焚き火台の使用が必須です。
気になった点
○地面に傾斜がある
→傾斜があってもそれを受け入れる価値があるロケーションだと思う。
どうしてもと言うのであれば、いの一番にキャンプ場にはいって、お宝スポットを探し当てる。
ただ、いいスポットには前日からキャンプしている先人がいる可能性もあるので、もはや運次第になる。
○トイレが少ない
→トイレの近くにテントを張るか、散歩だと思って歩くのも悪くないと思い込む。(夜、真っ暗な中はちょっとつらい)
○寒い
→12月の末のことです。夜中はマイナス10℃近くになりました。
標高1300mなので夏場でも下界に比べたら冷えると思います。防寒対策は十分にする。
キャンプ場周辺地域の年間気温
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 最高気温( °C) -0.1 0.5 4.7 11.9 16.5 19.5 23.1 24.2 19.8 14.1 9.1 3.4 平均気温( °C) -5.3 -4.9 -0.8 5.6 10.6 14.5 18.4 19.2 15.2 8.8 3.5 -2 最低気温( °C) -11.9 -11.5 -6.7 -0.6 4.7 9.9 14.5 15.2 11.2 3.8 -2.1 -8.1 出典:気温と雨量の統計
周辺情報
《コンビニ》
セブン‐イレブン 南牧野辺山店 キャンプ場から3km
《天文台》
国立天文台野辺山宇宙電波観測所 キャンプ場から2km
《温泉》
アクアリゾート清里天女の湯 キャンプ場から10km
https://www.kiyosato-okanokouen.com/tennyonoyu
《直売所》
南牧村農畜産物直売所 キャンプ場から3.3km
JR線の最高地点(石碑あり) キャンプ場から4km
最後に
今回は雪中キャンプで日が落ちると極寒でした。
冬場は薪ストーブなどの暖房器具は必須ですね。
高原キャンプ場で冬場も営業しているキャンプ場は稀かもしれません。
それは標高が高い寒冷地の割に雪が少ないという特徴がある地域だからだと思います。
そんな特徴的な場所だから国立天文台があるように星空を見るのに適しているってことで、星空キャンプにいいところですね。
緑にも囲まれて自然を満喫できるキャンプ場だと思います。
また、この高原を通る国道141号線がめっちゃ気持ちいいんですよね。
今回は車でしたが、今度はバイクで行きたいと思います!