あの商品も知らぬ間に値上げされていた。ステルス値上げという手法。

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商品の値上げが今年もちょいちょい話題になっていますよね。

 

コカコーラのペットボトルの商品

カルビーがポテトチップの値上げを発表しました。

 

他にも

味の素 コンソメや塩

日清食品 カップヌードルや即席麺類

東洋水産 赤いきつね等の即席麺

明星 チャルメラ等の即席麺

江崎グリコ アイスやプリンなど

ハーゲンダッツ アイス

サントリー 大容量ペットボトル

キリンビバレッジ 大容量ペットボトル

大塚食品 大容量ペットボトル

スターバックス コーヒー類

などなど

 

身近な商品がたくさん値上げされてしまいます。

 

原材料や輸送費の高騰が原因で値上げとなっているようです。

 

消費者の立場から見れば受け入れ難いかもしれませんが、企業側から見れば致し方ないのでしょうね。

 

値上げを発表している分に関しては、潔さがあるように思います。

値上げ後は消費者が判断に委ねられるわけです。

 

値上げを受け入れて値上げ後も購入するか、

納得できずに購入をやめるか。

 

しかしながら、中にはしれっと値上げをしている場合があります。

 

価格は据え置き、内容量を減らす方法です。

 

昔に比べて、なんか小さくなったなとか、容量が減ったという経験はないでしょうか。

 

ロッテのチョコパイを食べる時にこんなに小さかったっけ?と思いますし。

 

コンビニのおにぎりも小さくなっているようです。

 

ペットボトルの飲み物も、500mlだと思ったら、470mlだったり。

 

こういった実質的な値上げを

 

ステルス値上げといいます。

 

消費者に気がつかせないように

値上げをしているんですね。

 

価格を上げる値上げを行った場合、消費者は商品を購入する前に値上げを意識しますから、売り上げが冷え込む恐れがあります。

 

できれば売り上げは落とさず値上げしたいですもんね。

 

とりあえず商品を購入させるという点では、ステルス値上げは有効なのかもしれません。

 

とはいえ、いずれは気づかれるんですけどね。

 

ただ、人は物を購入した時にその物への興味が減ってしまう傾向があります。

 

例えば欲しかった服を買ったものの一度も着ていないとか、買った本を読まずに本棚の奥にしまわれてしまったとか。

 

買った瞬間から興味はどんどん薄れていってしまう場合があるんですよね。

 

つまり買わせてしまえばある意味オッケーなのかもしれません。

 

買った後に、内容量が少なくなっていてがっかりさせても、心理的なダメージは軽くなるような気がします。

 

やはり値段を上げるインパクトの方が強いと思います。

 

ステルス値上げは、こすい感じがしますが、心理的には理にかなっているのかもしれません。

 

目当ての商品が値上げされると、他の商品が安ければそちらに目が向いてしまいますが、内容量が減っていたとしても、あまり気にせずにその商品を買ってしまったりします。

 

値上げに対してもう少し寛容になるべきなのかもしれません。

 

景気を底上げするには物価が上昇していく方がいいとされています。

 

物の値段が上がる→企業の儲けが増える→賃金が増える→お金を使うようになる

 

というサイクルになればもう少し明るい日本になるのでしょう。

 

賃金の上昇率が物価上昇率を上回っていないのが現在の状況です。

 

安倍総理が賃金を上げるように企業に働きかけていますが、企業側は賃金引き上げに対して慎重な姿勢を崩していません。

 

大企業では過去最高益を出していたりするものの賃金アップには消極的なところが多く見受けられます。

 

やはり結局のところ企業がこすいのが大きいのかもしれません。

  

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